Google アナリティクスでアクセス数やユーザー行動を分析していたら、良好なユーザーを発見!でも、そのアクセスは関連会社さんのものだった。なんてガッカリ・立腹しないよう、IPアドレスの除外設定をきちんと実施しましょう!
目次
1つのIPアドレスを除外したい!
IPアドレスを除外したい時に行う基本の設定です。自社IPアドレスの除外、広告代理店IPアドレスの除外 など、複数フィルターを用意し設定します。
Google アナリティクスを開き、左下の管理ボタンをクリック
右列のビューにある「フィルター」をクリック
「+フィルタを追加」をクリックし、ビューにフィルタを追加します。
- フィルタ名:フィルターの名前を入力
- フィルタの種類: 定義済み を選択する
- フィルタの種類のメニュー:除外 を選択
- トラフィックのメニュー:IP アドレスからのトラフィック を選択
- 式のメニュー:等しい を選択
- IP アドレス:IP アドレスを 1 つ入力します
2つ以上のIPアドレスを除外したい!
IPアドレスを正規表現で記述することで、2つ、3つ、複数のIPアドレスを除外することができます。会社の固定IPアドレスが複数ある場合にこのような登録をし、複数のフィルターを用意するとどれが何のIPなのかわからなくなる場合もあり、一つにまとめることで管理もしやすくなります。
Google アナリティクスを開き、左下の管理ボタンをクリック
右列のビューにある「フィルター」をクリック
「+フィルタを追加」をクリックし、ビューにフィルタを追加します。
- フィルタ名:フィルターの名前を入力
- フィルタの種類:カスタム を選択
- フィルタの種類のメニュー:除外 を選択
- フィルタ フィールド:IP アドレス を選択
- フィルタ パターン: ^192.168.1.1$|^192.168.1.2$
サブネットでIPアドレスを除外したい!
192.168.1.0 から 192.168.1.255 まで、まとめて除外したい!なんて場合には、192.168.1. まで同じなので前方一致で除外設定を行います。
Google アナリティクスを開き、左下の管理ボタンをクリック
右列のビューにある「フィルター」をクリック
「+フィルタを追加」をクリックし、ビューにフィルタを追加します。
- フィルタ名:フィルターの名前を入力
- フィルタの種類: 定義済み を選択する
- フィルタの種類のメニュー:除外 を選択
- トラフィックのメニュー:IP アドレスからのトラフィック を選択
- 式のメニュー:前方が一致 を選択
- IP アドレス:192.168.1.
フィルター が効いているか確認する!
自分の環境を除外したのであれば、それがきちんと影響しているか確認した方が良いでよね。きちんとチェックすることが大事です。
サイトにアクセスして、リアルタイムでページビューを確認。課題もある。
簡単に確認するのなら、リアルタイム レポートで、サイトにアクセスしてみて確認するのもありでしょうか。ただし、アクセス数が多いサイトの場合、どれが自分でどれが他人でかわからなくなりそうです。あまり利用されないページへアクセスして確認するなんてことも出来ますが、あまり現実的ではなさそうですね。サイト初期設定時のトラフィックが少ない状態ならこんな感じに手軽にやっても良いかもしれません。
Tag Assistant Recordings を使用する
Googleアナリティクスのヘルプページにも記載がありますが、Chrome の拡張機能の Google Tag Assistant で Tag Assistant Recordings を利用して確認することが出来ます。確認方法に則って確認してみましたが、きちんと “Hit filtered out” と表示され、IPが除外されたことが確認できました。
固定IPじゃないけど、自分の環境を除外したい場合。
固定IPであれば、これらIP除外のフィルターを活用することで、アクセスを除外することは可能です。固定IPでは無い場合には、Chrome の拡張機能の Google Analytics オプトアウト アドオン (by Google) を利用して Google アナリティクス に情報が送信されないようにしましょう。
活用ツール
正規表現を可視化して、機能するかを確認、チェックした方が良いです。
Chromeの拡張機能
Google Analytics オプトアウト アドオン (by Google)
今回、知人に部分一致の除外が出来るのか相談を受けて、あらためて設定検証してみました。情報を検索したらしいのですが、あまりそういった情報が出ていなかったとのこと。Googleアナリティクスのヘルプには記載されていたので、まぁ結果大丈夫でしたね。でもグローバルIPで部分一致で除外すると、他のネットワークにも影響しそうで怖いです。正規表現でまとめるのが拡張性もあっておすすめです!