SNS広告にはさまざまな種類がありますが、どのような違いがあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか?今回はSNS広告の種類についてや特徴・費用・メリットの解説を行っていきます。SNS広告を運用する際の注意点や成功するポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
SNS広告とは?
SNS広告とは、その名の通りSNSを活用してユーザーに広告を配信する方法です。
近年はSNSを活用する人が多くなってきており、若い世代だけでなく年配の方まで利用しています。そのため、SNSを活用すれば、幅広い世代のユーザーに広告配信が可能です。
また、SNS広告は投稿記事の中に馴染んで表示されることが多いため、ユーザーは自然に広告をクリックしやすくコンバージョンに繋がりやすいという特徴もあります。
SNS広告はどのように活用するべき?
SNSはさまざまな媒体があり、それぞれ主なユーザー層や配信方法などが異なります。そのため、SNSごとの特徴を活かして、目的・ターゲットに合った広告出稿を行いましょう。媒体ごとの特徴を活かした広告出稿を行うことで、費用対効果をさらに高められます。
SNS広告の種類一覧
SNS広告には大きく分けて6つの種類があります。
日本で多くの人が活用している6大SNSについて、ユーザー数・主なユーザー層・広告配信場所を種類別にわかりやすく表で比較してみましょう。
媒体 | ユーザー数 | 主なユーザー層 | 広告配信場所 |
LINE | 9,500万人程 | 10代〜60代 | ホーム トークリスト LINE VOOM LINEニュース LINEウォレット LINEマンガ LINEポイントクラブ LINE BLOG LINEチラシ LINEクーポン LINEマイカード LINEショッピング LINE広告ネットワーク |
4,500万人程 | 10代〜30代 | タイムライン 検索結果ページ プロフィールページ | |
3,300万人程 | 10代〜30代 | フィード ストーリーズ リール 発見タブ | |
2,600万人程 | 10代〜50代 | フィード ストーリーズ Watch(動画フィード) リール Marketplace 検索結果画面 | |
TikTok | 1,690万人程 | 10代〜20代 | アプリ起動画面 フィード |
YouTube | 7,000万人程 | 10代〜50代 | 動画内 関連動画 ホーム |
SNSごとに主なユーザー層や広告配信できる場所が異なるため、それぞれの特徴を知って目的に合わせた広告出稿を行いましょう。
次は、SNSの種類別に特徴や費用について深掘りしていきます。
参考:SNS広告の種類は何がある?どのような商材に向いているかも解説!
LINE広告
LINEは国内で9,500万人程のユーザーが活用しており、他のSNSに比べても圧倒的なユーザー数の多さを誇ります。
また、主なユーザー層は10代〜60代と幅広く、若い世代以外にも広告表示が可能です。
SNS広告というと若い世代向けというイメージが強いですが、LINE広告であれば主婦や年配の方まで幅広く広告配信できるでしょう。
LINE広告の特徴
LINE広告には豊富な種類があり、以下の箇所に出稿できます。
- ホーム
- トークリスト
- LINE VOOM
- LINEニュース
- LINEウォレット
- LINEマンガ
- LINEポイントクラブ
- LINE BLOG
- LINEチラシ
- LINEクーポン
- LINEマイカード
- LINEショッピング
- LINE広告ネットワーク
多くのユーザーが最も活用するのがトーク画面です。
トークリストの上部に広告表示を行った場合、1日に何度もユーザーの目に留まる可能性が高まり、広告効果を感じやすいでしょう。
LINE VOOMでは、おすすめ投稿として他の記事に紛れて広告が表示されるため、自然とユーザーの閲覧やクリックを促しやすいです。
その他の箇所についてはディスプレイ広告として表示することが可能で、画面を開くと画像やテキストでユーザーへアプローチできます。
LINE広告の費用
LINE広告の費用相場は次のとおりです。
- クリック課金:1クリック/24~200円程
- インプレッション課金:1,000インプレッション/400~1,000円程
- 友だち追加課金:1人追加/100〜400円程
インプレッション課金制の場合、多くのユーザーに表示する程広告費が高くなりますが、潜在層へのアプローチには最適なため認知拡大を目指している場合はおすすめです。
Twitter広告
Twitterは主に10代〜30代が活用しているSNSで、リアルタイムで都度更新される・拡散力が高い点が特徴です。
そのため、Twitterを広告として活用することで、多くの人に情報を素早く届けやすいでしょう。
Twitter広告の特徴
Twitter広告は、以下の箇所にそれぞれ広告配信が可能です。
- タイムライン
- 検索結果ページ
- プロフィールページ
タイムラインでは他のユーザーのツイートに紛れて広告が表示されるため、PR感が軽減されて広告への嫌悪感を抱く人が少ない傾向にあります。
また、Twitterではキーワードのターゲティングも可能なため、顕在層向けのキーワード選定を行うことでコンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
プロフィールページには自社アカウントの広告表示が行えるため、アカウントフォローを目的としている場合におすすめです。
Twitter広告の費用
Twitter広告の費用相場は次のとおりです。
- クリック課金:1クリック/24~200円程
- インプレッション課金:1,000インプレッション/300~600円程
- アプリインストール課金:1インストール/100~250円程
- 動画の再生時間による課金:1再生/5~20円程
- エンゲージメント課金:1エンゲージメント/40~100円程
- フォロー課金:1フォロー/40~100円程
コンバージョンがアプリインストールの場合は、インストール課金形式を選択すれば広告表示やクリックでは課金されません。コンバージョンを獲得した時点で課金されるだけとなるため、無駄な広告費がかからず費用対効果を高められます。
また、Twitterは二次拡散が期待できるSNSで、広告ツイートがユーザー間で話題になるとユーザーが広告をリツイートしてくれ、他のユーザーに広告内容が届きます。
ユーザーが広告をリツイートすることには広告費はかからないため、少ない広告費用で多くのユーザーへ情報を届けられるでしょう。
Instagram広告
Instagramは10代が多いSNSですが、20代〜30代の女性も多い媒体です。おしゃれなライフスタイルやグルメ情報などを知りたいユーザーが多く活用しているため、ターゲットがInstagramを活用していそうかを見極めて広告出稿を行いましょう。
Instagram広告の特徴
Instagram広告は以下の箇所に広告表示が行えます。
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ
フィード・ストーリーズ・リールはInstagramで自身がフォローしているユーザーの投稿が表示される部分で、他のユーザーに紛れて同じように画像や動画投稿が表示されます。
また、発見タブはInstagramの検索画面で検索をしない状態で表示される広告で、ユーザーが興味を持ちそうな投稿に紛れて表示することが可能です。
そのため、潜在層に訴求しやすく、魅力的な広告クリエイティブであれば多くのインプレッションやクリックが期待できるでしょう。
さらにInstagramにはショッピング機能があり、投稿記事の画像上で商品購入画面へ直接飛べるボタンリンクを付けられます。「この商品が欲しい」と思った場合すぐに購入画面に遷移できるため、コンバージョンへ繋げやすいでしょう。
Instagram広告の費用
Instagramは次のような費用相場となっています。
- クリック課金:1クリック/100~300円程
- インプレッション課金:1,000インプレッション/500~1,000円程
- アプリインストール課金:1インストール/100~250円程
- 動画の再生時間による課金:1再生/5~10円程
目的によって異なりますがクリック課金やインプレッション課金の場合が多いため、なるべくターゲットを絞って広告費を抑えた配信を行うことがおすすめです。
また、InstagramはFacebook社が運営している媒体のため、Facebookのユーザー情報を活用したターゲティングが可能です。
ライフスタイルや趣味など細かいターゲティングまでできるため、ターゲットにピンポイントで刺さるような設定・クリエイティブ作成を行いましょう。
Facebook広告
Facebookは10代〜50代までを中心に活用されているSNSですが、どちらかというと中年層のユーザーが多い傾向にあります。
また、企業アカウントを持っている会社も多いため、BtoB広告にも活用できる媒体でしょう。そのため、Facebookは主婦や役職者など中年層をターゲットにした広告配信を行いたい場合に活用するのがおすすめです。
Facebook広告の特徴
Facebookは主に次の箇所に広告配信が可能です。
- フィード
- ストーリーズ
- Watch(動画フィード)
- リール
- Marketplace
- 検索結果画面
Instagramと同じようにフィード・ストーリーズ・Watch(動画フィード)・リールでは、ユーザーがフォローしている人がアップした記事に紛れて広告表示を行えます。
Marketplaceでは今日のおすすめ記事やカテゴリ別に表示され、ユーザーがみやすいような広告配信を行うことが可能です。
検索結果画面では検索した記事に紛れてユーザーへ関連性が高い広告を表示できるため、顕在層にヒットすれば多くの顧客を獲得できるかもしれません。
Facebookでは細かいプロフィール設定を行っているユーザーが多いため、利用者情報を活用して適切なターゲティングを行うことでコンバージョン獲得へ繋げられます。
Facebook広告の費用
Facebookで広告を出稿する際にかかる費用相場は次のとおりです。
- クリック課金:1クリック/100~300円程
- インプレッション課金:1,000インプレッション/100~500円程
- アプリインストール課金:1インストール/100~250円程
- 動画の再生時間による課金:1再生/100~150円程
Facebookユーザーのプロフィール情報を活かし、ターゲットに絞った適切なターゲティング設定を行うことで、コンバージョン率を上げやすくなります。
しかし、Facebookではオークションで競合に勝たなければ広告配信が行えません。広告クリエイティブの質・推定アクション率・入札価格・を元にベストな企業が広告配信可能となるため、競合に勝てる広告作成・出稿を行う必要があります。
TikTok広告
TikTokは若い世代に人気のSNSで、主に10代・20代に活用されています。しかし、近年は30代40代のユーザーも増えてきており、若年層にしか広告配信できないというわけではありません。
比較的若めの世代向け・動画で広告配信を行いたい場合はTikTokを活用するのがおすすめです。
TikTok広告の特徴
TikTokで広告配信できるのは以下の箇所になります。
- アプリ起動画面
- フィード
アプリ起動画面は全ユーザーを対象に広告表示ができ、認知拡大が大きく期待できます。
1日限定ですが全てのユーザーの目に広告が留まるため、短期間で幅広いユーザーに自社商品を知ってほしい場合に役立つでしょう。
フィードではおすすめ投稿として表示されるため、フリックのテンポが速いTikTokでは、ユーザー離れが起きないように最初の1・2秒でターゲットの心を掴む必要があります。
動画にBGMを合わせて簡単に広告作成ができるTikTokですが、パッとみたときの動画の印象が残るよう意識してクリエイティブ作成を行いましょう。
他にもハッシュタグチャレンジという広告配信方法があり、広告動画にハッシュタグを付けて拡散します。ユーザー間で話題になればどんどん広告内容が広まるため、潜在層へのアプローチが期待できるでしょう。
TikTok広告の費用
TikTokのフィード画面を活用したインフィード広告の相場費用は以下のとおりです。
- クリック課金:1クリック/30~100円程
- インプレッション:1,000インプレッション/100〜1,000円程
- 動画の再生時間による課金:1再生/5~60円程
起動画面広告も上記のような相場ではありますが、全ユーザーに広告表示されることを考慮すると1日の費用相場は500万円程となります。
また、ハッシュタグチャレンジは動画がどんどん拡散されることを考えると相場費用は1,000万円程となります。
TikTokを活用したいが多くの費用をかけられないという場合は、フィードに表示されるインフィード広告を選択するのがおすすめです。
YouTube広告
YouTubeは10代〜50代のユーザーが多く活用しており、国内の総ユーザー数は7,000万人程となっています。今やテレビではなくYouTubeを常にみているという人も増えており、テレビCM感覚で広告を届けられるSNS媒体です。
YouTube広告の特徴
YouTubeで広告表示が行えるのは以下の場所です。
- 動画内
- 関連動画
- ホーム
ユーザーが最も目にするのが動画内で、動画の前後や視聴中に広告を配信できます。
スキップ不可・数秒経てばスキップ可能など設定方法によって広告表示方法が異なるため、クリエイティブに合わせて選択しましょう。
また、YouTubeでは視聴動画付近に関連動画が表示されますが、関連動画として広告動画を表示させることも可能です。
ユーザーがクリックしなければ広告表示されないため、広告をみたユーザーは自社商品に興味がある可能性が高く、コンバージョンが期待できます。ホーム画面にも広告表示ができ、適切なターゲティングを行うことでユーザーの興味を惹きやすくなるでしょう。
YouTube広告の費用
YouTubeでの広告費用相場は次のとおりです。
- クリック課金:1クリック/3~25円程
- インプレッション:1,000インプレッション/300〜700円程
- 動画の再生時間による課金:1再生/5~50円程
30秒以上ある動画の場合、5秒以上見なければ課金されないのが動画の再生時間による課金形式です。
YouTubeでは広告をスキップする人が多いですが、5秒以上広告をみるユーザーは自社商品に興味を示している可能性が高いです。そのため、動画の再生時間による課金形式の費用対効果は他の形式よりも高いといえるでしょう。
SNS広告のメリット
Webマーケティングを行う際に選べる広告種類はいくつもありますが、中でもSNS広告は次のようなメリットが挙げられます。
- ターゲティングの精度が高い
- ブランド認知、拡大が見込める
- 潜在顧客にアプローチできる
- 双方向のコミュニケーションができる
- 他の広告よりも身近で受け入れられやすい
それぞれ理由を詳しく解説していきますので、チェックしていきましょう。
ターゲティングの精度が高い
SNS広告は配信するユーザーを絞り込めるターゲティングの精度が高いことが特徴の一つであり、メリットです。年齢や性別だけでなく趣味やライフスタイルに合わせた広告配信もできます。
広告表示を行うターゲットを絞ることで、広告費を最低限に抑え高いコンバージョン率を出せる可能性が高まります。ターゲティング設定の精度はSNSの媒体や広告種類によって異なるため、ターゲットをしっかりと絞りたい場合は希望するSNSのターゲティング精度の高さをあらかじめチェックしておきましょう。
ブランド認知、拡大が見込める
SNS広告は他の広告とは異なりエンゲージメント機能があるため、コメントやいいねなどの数が多くなる程ブランディングにつながるというメリットがあります。
ユーザーからのアクションが増えるとブランドの認知度も高まり、Twitterなどでの二次拡散も期待できるでしょう。
まだ自社ブランドや商品を知らないユーザーの目にも留まる可能性があり、新たな顧客層への獲得へも繋がりやすいです。
潜在顧客にアプローチできる
SNS広告では多くのユーザーに広告表示を行いやすいため、潜在層に訴求できることもメリットといえます。SNSは拡散する力を持っているため、企業が多くの広告数を発信しなくてもユーザー間で広がる可能性があるのです。
ユーザー間で話題になればなる程自社を知らないユーザーの元にも広告が届きやすく、認知度の向上や潜在層の獲得が期待できるでしょう。もちろん、ターゲティングを行い顕在層向けに広告表示もできるため、より多くの顧客獲得が期待できます。
双方向のコミュニケーションができる
SNSにはいいね・コメント・シェア機能などがあり、自社商品を気に入った人・興味がある人からアクションをもらえます。ユーザーのリアルな感想やリアクションを確認できるのはSNS広告ならではのメリットで、双方向のコニュニケーションを取ることで広告の良い点・懸念点が素早く把握できます。
そのため、継続点や改善点を認知しやすく、費用対効果を高める対処がスピーディーに行えるでしょう。
他の広告よりも身近で受け入れられやすい
他の投稿に紛れて表示されるSNS広告は、PR感が少なく、広告を嫌う一定数のユーザーにも受け入れてもらいやすいというメリットがあります。
また、適切なターゲティングを行うことでユーザーが興味を持つ広告を表示できるため、身近なものと感じられやすく、自然とユーザーのクリックを促します。
自然な広告表示はコンバージョン率の向上にも繋がるため、あからさまな広告感がないクリエイティブ作成を行うことも大切です。
SNS広告運用の際の注意点
SNS広告を運用する際には注意すべき点が数点あります。
- 企業や組織のブランドイメージを損なう発言に注意
- アカウント情報の適切な管理を行う
- 利用するサービスの規約を遵守する
- 運用方法を決める
SNSでよくあるトラブルでもある炎上についても関係しているため、詳しくみていきましょう。
企業や組織のブランドイメージを損なう発言に注意
SNSは一度投稿するとすぐに拡散されやすい特徴を持っているため、発言には細心の注意が必要です。
商品を実際よりも優良・有利に記載すると、詐欺・詐称だといわれ炎上しかねません。
また、モラルのない発言や社会情勢を批判する内容も炎上しやすいため、企業や組織のブランドイメージを損なうような発言を行わないようにしましょう。
SNSでマイナスイメージが付けば企業全体の赤字につながる可能性もあるため、投稿前には何度も発言内容やクリエイティブをチェックすることが大切です。
アカウント情報の適切な管理
SNSは稀に乗っ取り事例が発生します。そのため、IDやパスワードなどのアカウント情報は適切に管理を行い、企業担当者以外が発信できないように注意しましょう。
企業アカウントが乗っ取られてしまった場合、詐欺内容の発信や自社にとってマイナスイメージとなる投稿が行われる可能性が高いです。
後から乗っ取りだとユーザーに発信しても、企業に付いたマイナスイメージはどんどん拡散されてしまうため、良いイメージを取り戻せない可能性もあります。
そのため、アカウント情報が外部に漏れないように、IDやパスワードは複雑なものにする・最低限の担当者で共有するなどの対策を行うと安心です。
利用するサービスの規約を遵守する
SNSには媒体ごとにサービスの規約が異なるため、違反しないようにあらかじめ確認して遵守することが大切です。例えば、誤解を招く恐れがある・虚偽や詐欺に当たる内容を広告として表示することは多くのSNSで禁止されています。
「絶対痩せる」「必ず治る」などとユーザーを騙すような発信はNGなため、SNSごとの利用規約を守った広告作成を行いましょう。
運用方法を決める
SNS広告を運用する際、トラブルに巻き込まれる可能性はゼロではありません。
そのため、トラブルが起きたときの対処法をあらかじめ決めておくことで、スムーズな対応ができます。
まず、投稿した広告記事やダイレクトメッセージを確認する頻度を決めておくことで、自社へのコメントやメッセージを都度確認でき、炎上にも素早く気づけます。
続いて、炎上した際の対応や批判への返信方法をマニュアル化しておくと、自社へのマイナスイメージをすぐに取り消せたり批判が殺到したりすることを防げます。
メンテナンスの際はあらかじめ報告を行うことでユーザーの不安を減らし、信頼してもらいやすくなるでしょう。
SNS広告を成功させる4つのポイント
SNS広告を運用する際の注意点について知っておくことに加えて、成功させるためのポイントを押さえておくことも重要です。SNS広告を成功させるためのポイントは以下の4つです。それぞれ詳しくみていきましょう。
SNSを運用する目的を明確にする
コンバージョン率向上・費用対効果アップ・目標達成を目指すために、SNSを運用する目的を明確にしておきましょう。
「ターゲットが利用していそうだからSNSを活用する」という曖昧な目的だと、SNS広告の運用はうまくいかない可能性があります。
- ターゲットはなぜSNSを利用するのか
- どのようなユーザーに届いてほしいのか
- 広告記事(自社商品)の拡散を望んでいるのか
上記のような疑問を明確にすることで、SNS広告を運用する目的を定めやすくなります。
明確にした目的を忘れてしまわないよう、定期的に目的を確認しながらSNS運用を行うことが成功ポイントともいえるでしょう。
商品やサービスのターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすることで潜在層・顕在層にアプローチするのかなどを決めやすく、SNS広告の中でもさらに適切な種類を選びやすいです。
ターゲットを明確にするためにはペルソナの設定がおすすめです。ペルソナ設定とは、ターゲットとなる顧客を具体的な像にし、架空の人物を作成します。
架空の人物の名前・年齢・職業・趣味・ライフスタイル・SNSを利用する時間帯などを細かく設定することで、SNS広告の配信方法やクリエイティブ作成の仕方をより的確にでき、ターゲットに響く広告出稿が行えます。
目的に合わせた導線を準備する
商品購入がコンバージョンの場合、ユーザーが広告をみてから商品を購入するまでの導線をしっかりと準備することも大切です。
どんなに魅力的な広告でもユーザーが商品購入ページに辿り着けなければ、コンバージョンは獲得できません。
また、商品購入する際の入力フォームが複雑であれば、ユーザーは離れやすくなります。
広告をみる→商品を知る→購入ページに飛ぶ→購入情報を入力するなどの導線をしっかりと作成し、ユーザーがスムーズに購入できるようにしましょう。
目に留まる工夫する
広告は配信方法だけでなくクリエイティブの作成も非常に重要です。とくにSNS広告は、媒体ごとに適切な画像サイズや形が決まっています。そのため、SNS媒体に合わせてユーザーがみやすい広告作成を行いましょう。
また、他の広告に差をつけるような、ユーザーの目に留まる工夫をすることも大切です。
商品情報がわかりやすい・インパクトのある広告にすることで、ユーザーのクリックを促します。SNS広告ならではの画像や動画を活用して、印象に残る広告を作りましょう。
SNS広告に関するよくある質問
SNS広告を出稿する際に感じやすい疑問点についてまとめました。
出稿前に知っておくと役立つため、よくある質問について詳しくみていきましょう。
どのプラットフォームが一番人気?
SNS広告の中で1番人気の媒体はLINEです。LINEは利用者数が他のSNSよりも断トツで多く、幅広い世代が利用しているため、多くのユーザーにアプローチできます。
LINE広告内の広告種類も豊富で、インフィード広告やディスプレイ広告などが選択でき、さまざまな目的に対応しています。認知度向上のために、他の広告種類とLINE広告を併用する企業も少なくありません。
SNS広告とweb広告の違いは?
SNS広告はSNSを活用した広告種類で、web広告はwebサイトを活用した広告の総称です。
web広告にはリスティング広告・ディスプレイ広告などさまざまな種類があり、SNS広告も含まれています。
そのため、同じものと認識している方も多いですが、実際は異なることを覚えておきましょう。
SNS広告で活用できる効果測定ツールは?
SNS広告を運用する際は効果測定が必要となりますが、以下のようなツールを活用すると数値を簡単に調べられます。
- Google Analytics
- SEMRUSH
- Facebook広告ライブラリ
それぞれの特徴を知り、自社に合ったツールを活用しましょう。
Google Analytics
GoogleAnalyticsはGoogleが無料で提供するデータ分析ツールです。広告から自社サイトに訪れたユーザーの数や閲覧ページ数などを確認でき、サイト内でのユーザーの動きもデータ化できます。
ページの滞在時間や離脱率なども目にみえるため、どのページでユーザー離れが起きやすいのかを把握でき改善点をみつけやすいです。
SEMRUSH
SEMRUSHはデータ分析できる他、競合の戦略を調査するのに向いています。競合の投稿内容・ハッシュタグなどを分析し、他社よりもよいユーザーに響く広告作成が可能です。
また、SNSの自動投稿機能もあり、記事を予約登録しておくことで自動で投稿してくれます。
Facebook広告ライブラリ
Facebook広告ライブラリはFacebook社が運営しているデータ分析ツールで、FacebookだけでなくInstagramでも活用が可能です。
FacebookやInstagramなどに出稿しているすべての広告内容を把握できるツールで、広告掲載開始日・配信媒体・リンク先・広告種類などの競合調査に役立ちます。
SNS広告の運用ならアスタノットへお任せください
媒体によって費用や特徴が異なるため、SNSを活用した広告運用は難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、SNS広告ならではのメリットも複数あります。SNSを活用した広告運用を考えているなら、まずはアスタノットへお気軽にご相談ください。
アスタノットでは、SNSごとの特徴を活かした最適な広告運用の提案を行います。また、出稿だけでなく管理や改善まで行うことも可能です。「どの媒体が自社に合っているのか知りたい」という方はまずは相談だけ行うことも可能なため、ご相談をお待ちしています。
まとめ
今回は、LINE広告、Twitter広告、Instagram広告、Facebook広告、TikTok広告の特徴や費用について紹介しました。同じSNS広告でも、それぞれがさまざまな特徴を持っていることが分かったのではないでしょうか。媒体ごとに異なる点も多く、全てを覚えて対応するのは簡単なことではありません。
自社で運用するのが難しい場合は、お気軽に広告代理店アスタノットへご相談ください。
プロのノウハウを用いて、貴社のSNS広告施策を成功へと導きます。