リスティング広告業界では、このマッチタイプの変更が今年最大のニュースになるでしょうか。先にGoogle広告での変更宣言があり、Yahoo!検索広告のアップデートはどうせ遅いんだろう?なんて、斜に構えていたらGoogleとほぼ同タイミングだなんてYahoo!さん頑張りすぎ。不具合なく進むと嬉しいです。
Yahoo!広告リリースノート
更新履歴は以下の通りで、6月からの移行期間前に、あらためてお知らせされた感じですね。
- 2021年5月24日 実施時期、および広告管理ツール上の表示などを追記しました。
- 2021年4月14日 記事の掲載を開始しました。
マッチタイプ一部変更のアップデート概要
みんな大好きブロード・マッチ・モディファイヤー「絞り込み部分一致」が検索広告から無くなってしまい、「フレーズ一致」に統合されます。絞り込み部分一致で入稿していたキーワードは、統合後は「フレーズ一致」の機能として配信されるようで、特に修正などは必要なさそうですね。
またこれに併せて、フレーズ一致の動作を拡大し、キーワードの語順による制限を廃止します。
フレーズってどんな意味だっけ?って調べたくなる文言ですよね。そもそも「フレーズ一致」って言葉を廃止して新しいマッチタイプ登場!のほうが楽しく受け入れられそう。語順の制限はなくなるけど、語順が変わることで意味が異なってしまう検索クエリーの場合には、広告が表示されないようです。「こっち to あっち」などの、移動を伴うキーワードがこれに該当します。日本語は語順が変わることに対して制限が少ないように思いますので、「フレーズ一致」を意識する機会は少なく、正直ある一定の業種以外は影響少ないのかもしれません。
スケジュール
・2021年6月から開始、7月に完了予定
絞り込み部分一致のキーワードの動作を、フレーズ一致のキーワードの動作に切り替える変更を開始します。
※変更は順次実施します。お客様のアカウントのキーワードがいつ変更されるかについてはお答えできません。
※変更後に絞り込み部分一致で入稿したキーワードは、フレーズ一致のキーワードとして動作します。
まず、6月から切り替わりが行われますが、管理しているアカウントの切り替わりがいつなのかはわかりません。予定している7月のアップデート完了のアナウンス後には、管理している「絞り込み部分一致」が「フレーズ一致」に切り替わっているはずです。
移行期間中など、今後新たに作成するキーワードについては、フレーズ一致で入稿いただくことを推奨いたします。
別紙のPDFには、上記のように書かれています。
マッチタイプ一部変更のポイント!
- 管理している「絞り込み部分一致」キーワードは、6月から7月の間に新しい「フレーズ一致」になる。
- 6月以降に入稿する「絞り込み部分一致」キーワードは、6月から7月の間に新しい「フレーズ一致」になる。
- 管理している「フレーズ一致」キーワードは、6月から新しい「フレーズ一致」として機能を持つ。
- 6月以降に入稿する「フレーズ一致」キーワードは、新しい「フレーズ一致」としての機能を持つ。
管理画面上、「絞り込み部分一致」があるのが気持ち悪い。と感じられる方は、6月になってから「フレーズ一致」を追加し、「絞り込み部分一致」をオフや削除すると良いと思われます。
何れにせよ、6月って何時のこと?!6月1日のことであってますか?!情報をきちんと確認したり、きちんと検証したほうが良いですね。